4月22日

気持ちの良い、春のひととき。

洗足池を散策しました。

フト岸辺に眼をやると20匹ぐらいのミドリガメが甲羅干しをしていました。

ミドリガメは、かつて、縁日やホームセンターで大量に売られていました。

子供たちが、衝動的に買ったはいいが飼育に困り、川や沼や池に遺棄された個体の発見例が多く見られています。

特定外来生物防止法による規制の対象外ですが、すでに日本に持ち込まれ、生態系に悪い影響を及ぼす恐れのある生物として要注意外来生物に指定されています。

★要注意外来生物には次のような生き物がいるようです。

環境省が指定する。

(哺乳類)リスザル・フェレット、(爬虫類・両生類)アカミミガメ・グリーンイグアナ、(魚類)グッピー・ソウギョ、(昆虫類)クワガタムシ科、(無脊椎動物)アフリカマイマイ・アメリカザリガニ、(植物)オオカナダモ・セイタカアワダチソウ・外来タンポポなど。

ミシシッピーアカミミガメ

最も一般的なミドリガメは「ミシシッピーアカミミガメ」と言う、カメの幼体を指します。
90%近くが、この亀の事を云います。

もともとはアメリカ原産で、アメリカ中東部・アメリカ北部のミシシッピー川流域から
オハイオ川下流域、テキサス州中央部やメキシコ北東部にかけてのほぼ全域に分布・生息しています。

今では、世界中に帰化している最も有名な水棲の亀です。

日本でも 河川、湖沼、池などに生息。
幼体のときは肉食傾向が強く、成長するにつれて草食傾向が強くなっていきます。

大人の固体になると20~30センチまで成長します。
このカメは非常に丈夫で飼いやすく、ちゃんと飼えば30年以上生きます。

★色々な思いが頭をよぎりましたが、こんな時代。景観に溶け込んだ人懐こい、亀の群れに出会えて、何故か優しい気持ちになれました。